ドタキャンした人のマナー、常識

私の考え方

 日々、交流会やイベントを開催すると運営側に回ると見えて来ることがいろいろあります。

 その一つに、、、

ドタキャン」があります。

このブログの記事の時事ネタでもありますが、

「コロナ対策で会社に人が集まる所には行くなと言われました」とかも理由として上がってくると思います。(そもそも先に確認して申し込まないでほしい)

他には、

「体調不良、風邪、インフルエンザ、病気で、怪我して、、、」などや

「身内の不幸」

「残業が入った。急な出張、急な仕事」の仕事編

などなど、理由は数えきれないほどあると思います。

しかし、あらゆるイベントごとには

キャンセル規定」や、「キャンセルポリシー」なども記載があります。

こういった規定は、貸しスペースの予約や、旅行の予約、ホテルの予約、、、などなど、他の業態や業種でも当然のようにあります。

さて、これら「キャンセル規定」などは何故存在するのかを考えたことはありますか??

多くの人々が「社会人」であり、

人々が一緒に生きる文明社会の構成員であります。

ということは人々が人との関わりの中で社会が構成されて、経済活動も行っているので当然ルールが存在します。

キャンセル規定が存在するのも、当然ではあります。

また、多くの人々が社会人である限り

ある所では、「サービスを提供する側」になり

あるところでは、「サービスを受ける側」となります。

ご自身の職場が「ホテル」でホテルにお勤めだとすると、ホテルはサービス提供側になります。

貴方はオーナーで、フロント業務を行なっているとします。

職場のホテルでは、キャンセル規定を当日のキャンセルが仮に100%の規定を設けていたとします。

前日が50%、前々日が30%の設定だったとします。

部屋が10室しかない中、予約も好評で満員になっていました。

電話がかかってきて宿泊したいのに断らざる得ない方もいました。

あるお客様が当日の朝に「宿泊できなくなった」

とドタキャンのご一報が入りました。

しかしホテルで連絡あったとしても規定通りにキャンセル料を頂きますよね?

・部屋が10室の中、予約を断ってきた機会損失分

・当日の予約のために予定していた食材費

・当日の予約のために確保していた人件費

などが損失なわけです。

そして貴方はオーナーなので、これら損失があっても仕入れた材料はあり、確保人件費は払わないといけなくなり、断って不快な思いさせて方の印象や評判が落ちるリスク、を背負わないといけません。

ご自身がホテルのオーナーなら「リスク回避」をしてキャンセル規定は設けて、きちんと頂きたいですよね?

そのお客様が如何なる理由であれ、、、

これが、ご自身が「お客様」の立場に変わった時に

サービス提供側の「痛み」や「損失」が見えなくなる方は世の中に非常に多いと思います。

昔、お客様は神様、みたいな用語はありましたが、

最近はあまり聞かなくなりましたね。

お客様は神様、は意味を履き違えて受け取ると、

お客様はお金を払う立場の神様なので、のんでも罷り通る的な言葉だったのかもしれません。

しかし、昨今の社会では、お客様は何をやっても罷り通ることはなくなってますよね。

この経済社会の中で、ある時はご自身がサービス提供側で、

ある時はサービスを受ける側という相互関係で経済社会は成り立ってるのだと思います。

ということは自分のことしか考えてない方は、

経済社会の循環を止めようとする行為だし、

そういう人はいずれ何かでしっぺ返しを受けるのではないかと思います。

ということを踏まえて、キャンセル規定がある(ないにしても)

当日キャンセルなどの場合は、「キャンセル料はどのようにして払いましょうか?」

くらいのお客様からの発言もあっていいものだと思います。

サービスを提供する側は、サービスレベルを上げたり、技術を向上させたり努力はすると思います。

だからサービス提供側のマナーや常識はあります。

しかし、サービス受ける側の「マナーや常識」もあってよいものだと思います。

個人個人レベルです。個人個人の認識の上でサービス受ける側のマナーや常識を駆使しています。

だから個人によって差が出ますよね。

私はどう思うかと言うと、お客様はサービス提供側の我々(イベント主催者)を選んで参加されると思いますが、

私も「お客様を選びたい」と考えているほうです。

そして、イベントを主催することは

「お客様のイベントに対しての認識や考えを啓蒙、教育する立場にある」と考えています。

「お客様を選びたい」と言うのは、

ドタキャンしてキャンセル規定を守らないお客様は無理矢理に来てもらわなくてよいと考えています。

何かの偶然で参加して頂いたりしたとしても、

二度と私からは誘いたくはありません。

また、他の参加者は規定を守り紳士淑女に振る舞って頂ける参加者が多くいらっしゃるので

その方々にご紹介したくありません。

私が参加して欲しい方々が集い、新しい輪ができて

新たなビジネスやプライベート関係に発展するほうがより良いです。

そんな素敵な参加者同士の交流の会となることを考えているからです。

「お客様のイベントに対しての認識や考えを啓蒙、教育する立場にある」というのは、

やはり私が交流会イベントの主催をするのであれば、

この後のイベントを主催する後輩たちにとっても

すごくやり辛いイベント市場環境も良くないと思います。

初めてイベントに来た方々が、キャンセル規定守らずにイベントに参加できた、主催者からは何も言われなかったなどになれば、

他のイベントも我儘勝手に振る舞っていいものだと誤認識を与えてしまいます。

すると、その参加者は他のイベントでも

平気でキャンセル規定を守らないことになり兼ねません。

またそんなイベント参加者を作り出してしまうことになります。

それは他の主催者にも迷惑な話です。

紳士的なイベント参加者を作り出すためにも、

心を鬼にして規定を守ってもらうべきです。

良好な商取引関係を作っていく、

そのような経済環境の循環を作り上げていくからこそ、社会全体も良くなると思っています。

ということで、、、

ドタキャンをしてしまう、してしまった場合は

相手のこと(主催者)を考えた行動をして欲しいと考えています。

それは如何なる理由(言い訳)があったとしてもだと思います。

むしろご自身で、主催者にきちんと連絡取って、

キャンセル料をどうすべきかなどのお話しをして欲しいです。

それが主催者に対する参加者の「印象」になります。

印象悪い方より、良い方がいいですよね。

印象悪い方は声かけはしたくなくなります。

自ら申し込みあっても来てもらいたくない対策を取らざるを得ませんね。

是非、「社会人」として、

経済社会に生きる経済社会人として、

意識して欲しいと思っています。

ここまで読んで頂いてありがとうございました!

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