主催者
鈴木千春
お菓子づくりにこころを救われた小さいパティシエが福岡の志賀島という場所にお菓子工房をつくる計画をしています。
日本とドイツで地元のお菓子屋さんやホテル、ミシュラン1つ星レストランでパティシエとして修行してきました。
記念日に気合を入れて豪華絢爛なものではなく、日常に溶け込む、食べたらほっこりするお菓子、誰かと一緒に大切な時間を過ごす時のお供になるようなお菓子づくりを目指しています。
今はシェアキッチンを借りてマルシェや委託販売をしていますが、今回福岡の志賀島(しかのしま)というとても素敵な場所に、お菓子工房をつくります。
はじめに・ご挨拶
初めまして、Atelier tigril(アトリエ ティグリル)店主の鈴木千春です。
ホテルパティシエとして日本で働いた後ドイツに渡り、地元のパン・お菓子屋さん、リゾート地にある1つ星レストランで約6年修行をしました。帰国後は福岡の製菓製パン材料の問屋ECサービスの会社で働きました。
パティシエとして約10年働き、そろそろ独立したいと思った時出会ったのが志賀島です。現在は平家を借りて志賀島に住みながら、一角を菓子工房にする準備を進めています。
商品・お店が作られた背景
私は中学校、高校と不登校になった時期があります。私は身長が142cmと小さく、成長するにつれて「ふつう」と違うということに劣等感を抱いていました。次第に人との距離を置くようになり、コミュニケーションに恐怖を感じていました。
次第に人と関わらなくてもいいもの、読書とお菓子づくりに没頭し、この趣味の時間が癒しの時間でした。
そして、自分の作ったお菓子を親しい友人や家族が喜んで食べてくれる顔を見るのがとても好きでした。
私のお菓子は食べた人がほっこり心温まる時間を過ごすお供になるような、いつも食べたくなる素朴なお菓子です。映えや派手さはないけれど、食べたら自分にも人にも優しくなれるような時間をお菓子を通じて持ってもらえたらいいなと思っています。
実際私のお菓子を食べた人によく言われることに「また食べたくなる」「優しい気持ちになれる」という感想があります。もしかしたら自身の心の内側がお菓子に反映されているのかもしれないなぁと思っています。
また、志賀島という場所は福岡市に位置しながらも、日本の原風景を見ることができる地域です。実際海外の方もありきたりな観光地ではなく「日本の田舎の日常」を体験しにわざわざこの島まで来ると聞きました。
その島も人口減少は年々進んでいて、道を歩いても人はまばらです。島にいる猫の方が遭遇確率が高いほど。
この島では福岡を代表するあまおういちごや甘夏の栽培が盛んと聞きました。この地のものを使って、島を訪れた方に思い出となるようなお土産づくりも工房ができたらしていきたいと思っています。実際、島のいちご農家さんとは知り合いになり、栽培しているところから自分で見て生産者の方の意見も取り入れながらお菓子にしていきたいと考えています。
そしてこのお菓子を通じて、志賀島を全国、全世界に発信していきたいとも考えています。
商品・お店のこだわり
志賀島や国内のこだわりのある食材を使って、日持ちがする焼き菓子を作ります。日常で食べられるおやつからお土産まで生産者の方の情報も入れつつ販売する予定です。
極力シンプルで食べ飽きない、素材を感じられるようなお菓子づくりをします。
販売場所は島のカフェや委託で販売してくれる場所を探し、ネットやマルシェでの販売もします。
リターンのご紹介
1000円 店主からのお礼メッセージ
3000円 店主からのお礼メッセージ
5000円 店主からのお礼メッセージ➕スマホの壁紙(志賀島の猫や風景)
1万円 店主からのお礼メッセージ➕お菓子1000円クーポン
3万円 店主からのお礼メッセージ➕お菓子3000円クーポン
5万円 店主からのお礼メッセージ➕誕生日にお菓子セットプレゼント
10万円 店主からのお礼メッセージ➕誕生日にお菓子セット➕誰か大切な人にもお菓子セットを贈れるチケット2枚
プロジェクトで実現したいこと
私が実現したいことは2つあります。
まずは昔の自分と同じように生きづらさを感じている方が人とコミュニーケーションをとる1つのツールとして工房で作ったお菓子をつかって欲しいと思っています。自分のためでもいいですし、大切な人に贈るためでもいいです。やさしい気持ちで過ごせる時間を生み出すためのお菓子を工房で作っていきたいと思っています。
2つ目は私の作るお菓子が志賀島を知るきっかけになることです。
出身地でも育った地でもないですが、この島にはなんとなくご縁があって来ることになったと思っています。そして来たからにはこの島の良さを日本の方にも海外の方にも感じてもらいたいとも思っています。シェフやパティシエには使う材料の背景を伝える役割もあると思いますし、そこに自分の技術を活かせると思っています。生産物が持つ物語も一緒に届け、より魅力的な志賀島や日本を伝えられたらいいなと思っています。
資金の使い道
内装工事費100万円(電気、水道工事費含む)
機材購入費50万円
販促費50万円
運転資金50万円
合計250万円
うち100万円は自己資金 残り150万円を応援いただけたら嬉しいです。
目標金額150万円
今後のスケジュールについて
24年12月クラウドファンディング終了
25年1月 内装工事竣工、機材搬入
25年4月上旬 リターン発送開始
最後に
私は学生時代お菓子づくりに救われました。1人で黙々と技術を習得することに没頭してきました。小さい身体ながら大きなドイツ人の同僚に負けないように切磋琢磨してきました。
そして今思うのはこれからは人にも頼ること、1人ではなく誰かと何かを形づくっていくことを挑戦するタイミングだということです。
私のお菓子を食べた人には、お菓子を通しての誰かとシェアする温かい時間を楽しんでもらいたいと思っています。そしてこのプロジェクトに多くの人が関わることによって、もっと多くの人のあったかい想いを込められたらいいなと思っています。
そんなお菓子を福岡のいち地域、志賀島から発信していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。